だて日記

日記というより、備忘録かもしれません。

ダンジョン飯と私

先日『ダンジョン飯』11巻を購入し、読み終えました。相変わらずとんでもなく面白かったですね。

1巻の発売が2015年らしいので、もう6年も続いていることになりますね。『ダンジョン飯』の思い出や、素晴らしさについて少し書いてみようかと思います。

 


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ダンジョン飯 あらすじ

ある時、冒険者である主人公一行が、ダンジョン内でドラゴンと戦っている最中のこと、空腹や疲労から油断してしまい、全滅の危機に瀕します。

しかし、主人公の妹が咄嗟に自分を犠牲にして、自分以外のメンバーをダンジョンの外へ転送させます。

外へ出されたメンバーは、主人公一行妹を助けるため急いで再度ダンジョンへ向かいますが、冒険に必要な食料、それを買うお金はダンジョンの中へ置いてきてしまいました。

仕方がないので、ダンジョン内の魔物を食べながら妹を助けに行こう!

 

という話です。いわゆる剣と魔法のファンタジーものです。

 

ダンジョン飯との出合い

ある日書店で『ダンジョン飯』1巻を見かけた時、表紙の雰囲気と、テーマに惹かれすぐさま購入。

持ち帰り読んでみたところ、その面白さに衝撃を受けました。感動の溜め息をつきながら読んでいたことを思い出します。その頃、自分の中でファンタジーブームが来ていた事もあり、

「これぞまさに自分が求めていた漫画だ」と思い、ワクワクしながら2巻の発売を待ちました。

確か2巻はその後すぐに発売されまして、ちょうどその頃自分の周りでも話題になっていました。

 

短編集と世界観

ある時、『ダンジョン飯』の作者、九井諒子さんが他にどんな漫画を書く人なのか気になり調べてみたところ、短編集があることを知りました。(長編漫画の連載はダンジョン飯が初めてだということもこの時知りました)少し前に発売していた単行本だったので、購入のために色々と店を探し回ったのを覚えています。

『竜の学校は山の上』

竜のかわいい七つの子

『ひきだしにテラリウム』

この3冊の短編集を読んで、私はすっかり九井ワールドに魅了されてしまいました。


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収録されている漫画は、ファンタジーやSFを題材にしているのですが、漫画内の世界を現実世界と照らし合わせて、その世界の現実を描写する。というテーマで描かれていました。例えば、

・竜学部のある大学の話

ケンタウロスと人間が共存している社会の話

・宇宙へ出張する話

などなど、どの短編集もクスりと笑えたり、何か考えさせられてしまったり。そういった短編集でした。

 

ダンジョン飯』は、これらの短編集と非常に似た造りをしていると私は感じました。

作中のキャラクターはちゃんとお腹がすきますし、魔法はあまり万能ではありません。

リアリズムという言葉が正しいのかわかりませんが、現実的にファンタジー世界が描写されているのです。

私はこの世界観に魅力を感じるのでしょう。

 

ダンジョン飯 副読本

ダンジョン飯10巻発売と同時に、副読本である『ダンジョン飯 冒険者バイブル』という本が発売されました。

作中では明かされていない、キャラクターの設定や、世界観の解説などが載った本でした。

ダンジョン飯』は世界観の設定が非常に作り込まれており、本編でも端々から作り込まれた世界観を感じ取る事ができます。



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設定集として本が1冊出せるほど、しっかりと世界が創り上げられているおかげなのでしょう、物語に深さというか、厚みが感じられます。

本編と併せて読むと、ダンジョン飯の世界観にどっぷりと浸れる、ファンにはたまらないアイテムです。ダンジョン飯が完結した際には、是非とも第2弾を発売して欲しい所です。

 

おわりに

巻数も二桁に突入し、物語も中々面白い状況になってきました。

クライマックスではあると思うのですが、まだ終わりそうにありません。

少なくとも単行本があと1、2冊は出るのではないでしょうか?

私は単行本派なので、続きが読めるのは恐らく半年後になると思いますが、楽しみに待とうと思います。

 

単行本を読み返したくなってきたので、今日はここまでにしようと思います。