ベスト・オブ エリアマジョリティ【王と枢機卿】
【噛めば噛むほど……】
最近『王と枢機卿」をやってるんですが、面白いですねこのゲーム。
やればやるほどハマっていく。いわゆる“スルメゲー”というやつですね。
それなりに古いゲームなので、斬新なルールだったり、派手なコンポーネントがあったりするわけではないです。
むしろ、このゲームの面白さはシンプルであるがゆえなのかもしれません。
【運と戦略】
このゲーム、手札からカードを出して、どこに駒を置くのか決めるんですが、なんと手札が3枚しかありません。
なので、自分の手番中の行動が運に左右される場面もあります。
「仕方なくここに駒を置かざるをえない……ホントは置きたくないけど……!」
なんて言いながらいつもプレイしてます。
ただ、運良くないと勝てないのかというと、そうではないんですよね。
他のプレイヤーの動向を見て、上手く協力(利用)できれば、勝利が近づきます。
逆に、自分が他プレイヤーに利用されてしまうこともあります。
【最後に】
ゲームの雰囲気はシンプルですが、しっかりとした対戦が楽しめるゲームです。
「シンプルだけど、奥深い」そんなゲームでした。
異世界転生モノボードゲーム:異世界ギルドマスターズ
お久しぶりです。
最近更新が滞り気味でしたが、ちゃんと生きています。
相変わらず毎週何かしらのボドゲはやっているので、最近やって面白かったタイトルについて、感想など垂れ流していこうと思います。
タイトルにもある通り、今回はこちら
異世界ギルドマスターズ
というゲームについて書いていこうとおもいます。
世界観
舞台となるのは、迷宮(ダンジョン)から漏れ出す「瘴気」に飲まれかけている世界。
いわゆる剣と魔法の出てくるファンタジー的な世界です。
プレイヤーは突如そんな異世界へ転生してしまい、そこで出会った女の子(受付嬢)と冒険者ギルドを運営し、世界を救う事を目指します。
冒険者を雇い迷宮を探索したり、元いた世界の知識を使って、異世界の技術力を上げながら、世界の危機を救いましょう!
という感じのフレーバーです。
小説やアニメでよく題材にされる、「異世界転生モノ」を思い浮かべてもらえば大丈夫です。
システム・ルール
テラフォーミングマーズをマイルドにしたようなルールです。
手番でやることはいくつかありますが大きく分けて、
・手札からカードをプレイ
・迷宮の探索
・受付嬢の好感度を上げる
・その他
の4つです。何か1アクションしたら手番終了です。
確かテラフォは2アクションできましたね。
盤面には六角形のタイルが敷き詰められた「迷宮マップ」と、文明度、瘴気度トラックがあります。
文明度は主にカードの効果により上昇します。
瘴気度は迷宮を探索すると減少します。
文明度と瘴気度を示すトークンが接したら、ゲーム終了です。
ゲーム終了時に1番名声点を獲得していた人が勝利です。
感想など
ゲームジャンルは拡大再生産になるようです。確かに後半になるにつれて、強力な効果を持つカードがプレイできるなど、やれる事が増えていきます。
(強力なカードはコストや使用に必要となる条件がキツイので、序盤は使えない)
拡大再生産系のゲームをプレイした方なら同意してくれると思うのですが、資源収入がドンドンと増え、やれる事が増えていく感覚は楽しいですよね。(その分悩むことにもなるのですが)
受付嬢
上で詳しく説明していないのですが、手番でできることの中に、受付嬢との好感度を高めるというアクションがあります。
受付嬢は何種類か用意されており、それぞれ異なる特殊能力を持っています。(テラフォの企業みたいな感じです)
好感度を上げると、この特殊能力が強化され、さらに拡大再生産できるようになります。
このシステムによって、自分の受付嬢に愛着が湧くんですよね。
因みに強化するとビジュアルも変わっていきます。
カードの量
カードが大量に入ってます。しかも同じ内容のカードはありません。
拡張込みだと、100枚を越えるらしいです。
カードにはTCGの様に、フレーバーテキストが書かれています。
世界観の補足やパロディネタが書かれているので、プレイ中は盤面を見る時間よりもカードを読んでいる時間のほうが長かったりします。
最後に
自分の選んだ受付嬢や手札によって、勝つための戦法が変わります。(迷宮を探索しまくる戦法や、カードを沢山プレイする戦法などなど)
終わった後に、「受付嬢を変えてまた遊びたい」
となる良いゲームでした。
オススメです。
ドミニオン:アプリ版
ドミニオンのアプリ版及び、Steam版が配信されましたね。
まだ早期アクセスらしいですが、私の場合、そんなに大きな不具合も無く遊べています。
ドミニオンは私の大好きなボードゲームの1つです。今回スマホ版がリリースされたので、外でドミニオンができるようになりました。
最近ドミニオンに飢えていた私にとって、最高のアプリです!
各種拡張も課金で購入することができるようなので、練習にはもってこいですね。(値段は実物を買うよりは大分安かったです)
まだ言語は英語しかありませんが、遊ぶだけならそんなに難しくないかな。という感じです。
私の場合、基本セットに収録されているカードは全て効果を覚えてしまっていたので、問題はありませんでした。
拡張は……英語の勉強だと思って頑張って読もうと思います。(最悪調べられるしね)
なお、公式から、日本語を追加する旨のアナウンスもありました。
オンライン対戦もすでに実装済みです。
レッツドミニオン!
ワイナリーの四季
先日『ワイナリーの四季』というボードゲームを遊ばせて貰いました。魅力的なフレーバーと、程良いシステムで、何度もプレイしたくなるようなゲームでしたので、紹介してみようと思います。
世界観
プレイヤーは両親から受け継いだワイナリーのオーナーとなり、ブドウの樹を植えたり、収穫したブドウからワインを作ったりします。
また、ワイナリーには観光客や訪問者が訪れます。(“頭痛が痛い”みたいですね)
彼らの力も借りながらワイナリーの運営をしていきます。
システム・ルール
ゲームシステムは「ワーカープレイスメント」を採用しています。
ゲームの目的は、基本的には「ワインを作って、売る」ということを繰り返して、一定数以上の勝利点を獲得することです。最初に20点を獲得した人が出たら、そのラウンドの最後手番の人まで処理を行ってゲーム終了です。
タイトルに“四季”とあるように、4つのフェイズを1つずつ各プレイヤーが順番に行います。
春
各プレイヤーが、ボードにワーカーを置く順番を決めます。
ゲームでは「起床順」と表記されており、各プレイヤーが順番に、自分は何番目にワーカーを置きたいかを決めます。
なお、ワーカーを置く順番によってボーナスを得る場合があります。
例えば、最初にワーカーを置くことを選択したプレイヤーにはボーナスはありませんが、
2番目に置くことを選択したプレイヤーにはブドウの樹カードが1枚手に入ります。
6番目に置くことを選択したプレイヤーには勝利点1点がボーナスとして追加されます。
などなど、基本的には、ワーカーを置く順番が遅いほど、強力なボーナスを受け取る事ができます。
このシステム個人的に凄く気に入っています。
「最後手番だから、ワーカーを置きたい場所が埋まっていて、何もする事が無いよぉ」
という状況が起こりにくくなっているなと感じました。
夏
ボードにワーカー(労働者コマ)を配置して、そこに書かれているアクションを実行します。
また、ワーカーには、“親方”と呼ばれる特別なワーカーがあります。
“親方”は既にワーカーが最大数置かれ、埋まっている場所でもワーカーを置き、通常通りアクションを行うことができます。
ただし、“親方”は各プレイヤー1つしか所持できません。
便利ですが、貴重なワーカーなので、置く場所には気をつけましょう。
私は上手く使いこなせませんでした。
夏にできるアクションは主に6つです。
なお、夏に置いたワーカーは冬が終わるまで回収できません。
・ブドウの樹を手に入れる
ブドウの樹がまとめられている山札から、カードを引きます。
ブドウは赤ワイン用の黒ブドウと、白ワイン用の白ブドウに別れています。
どんな種類のブドウが手に入るかはランダムです。
・ブドウの樹を植える
手札にあるブドウの樹を畑へ植えます。
ブドウの種類によっては、条件を満たしていないと植えられないものがあります。
・施設を建築する
追加でお金を払って、プレイヤーのアクションを強化する効果のある施設を建てます。
特定のブドウは対応する施設が建っていないと無いと植えられません。
・観光客を招く
お金を得ます。観光客を招いて、試飲をさせているらしいです。
・夏の訪問者カードを使用する
プレイヤーの手札から夏の訪問者カードを出して、効果を処理します。
他のプレイヤーからお金を集めるなど、強力な効果があるものもあります。
・畑の売買又はブドウの売却
畑を質へ入れて、お金を得ます。売った値段で買い戻すことも可能です。
このアクションで、収穫したブドウをワインにする前に、売却することができます。
秋
夏の訪問者カード、冬の訪問者カードどちらか1枚を引きます。
訪問者カードは夏と冬それぞれの対応する季節のアクションを強化する効果を持っています。上手く使えば、逆転も可能です。
冬
ボードにワーカー(労働者コマ)を配置して、そこに書かれているアクションを実行します。
冬にできるアクションは主に6つです。
・ブドウを収穫する
自分の畑に植わっている木から、ブドウを収穫します。収穫しないとワインにはなりません。
・収穫したブドウをワインにする
ブドウを圧搾し、ワインを作ります。搾るブドウによって、ワインの種類が変わります。
黒ブドウを搾ると赤ワイン
白ブドウを搾ると白ワイン
黒ブドウ、白ブドウ1つずつを搾るとロゼ
黒ブドウ2つ、白ブドウ1つを搾るとスパークリングワイン
赤ワイン=白ワイン〉ロゼ〉スパークリングの順で価値が高いです。
・ワインの注文書カードの引く
注文書カードの山札からカードを引きます。
出荷すべきワインが記されており、これが無いとワインの出荷ができません。
・ワインを出荷する
注文書カードに書かれているワインを出荷して、カードに書かれている勝利点を得ます。
条件の厳しい注文ほど、得られる勝利点は高いです。
・冬の訪問者カードを使う
手札から冬の訪問者カードを使います。
ブドウの収穫と圧搾を一度に行うカードなんかもあります。
・ワーカーの訓練
追加でお金を払ってワーカーの数を増やします。
増やしたワーカーは次の季節から使えるようになります。
序盤の人気スポットです。
親方コマをここで使う人も多かったです。
終わりに
ワインを作ってから売るまでに、とても時間がかかるゲームでした。
その分ワインを出荷できたときの喜びは大きいですね。
ここでは書きませんでしたが、ワインを出荷しなくても得点を得る方法があります。
状況によって戦法が変わることもあり、最後まで飽きずにプレイできました。
興味のある方は是非遊んでみて下さい。
ワイン作り楽しいですよ!
ダンジョン飯と私
先日『ダンジョン飯』11巻を購入し、読み終えました。相変わらずとんでもなく面白かったですね。
1巻の発売が2015年らしいので、もう6年も続いていることになりますね。『ダンジョン飯』の思い出や、素晴らしさについて少し書いてみようかと思います。
ダンジョン飯 あらすじ
ある時、冒険者である主人公一行が、ダンジョン内でドラゴンと戦っている最中のこと、空腹や疲労から油断してしまい、全滅の危機に瀕します。
しかし、主人公の妹が咄嗟に自分を犠牲にして、自分以外のメンバーをダンジョンの外へ転送させます。
外へ出されたメンバーは、主人公一行妹を助けるため急いで再度ダンジョンへ向かいますが、冒険に必要な食料、それを買うお金はダンジョンの中へ置いてきてしまいました。
仕方がないので、ダンジョン内の魔物を食べながら妹を助けに行こう!
という話です。いわゆる剣と魔法のファンタジーものです。
ダンジョン飯との出合い
ある日書店で『ダンジョン飯』1巻を見かけた時、表紙の雰囲気と、テーマに惹かれすぐさま購入。
持ち帰り読んでみたところ、その面白さに衝撃を受けました。感動の溜め息をつきながら読んでいたことを思い出します。その頃、自分の中でファンタジーブームが来ていた事もあり、
「これぞまさに自分が求めていた漫画だ」と思い、ワクワクしながら2巻の発売を待ちました。
確か2巻はその後すぐに発売されまして、ちょうどその頃自分の周りでも話題になっていました。
短編集と世界観
ある時、『ダンジョン飯』の作者、九井諒子さんが他にどんな漫画を書く人なのか気になり調べてみたところ、短編集があることを知りました。(長編漫画の連載はダンジョン飯が初めてだということもこの時知りました)少し前に発売していた単行本だったので、購入のために色々と店を探し回ったのを覚えています。
『竜の学校は山の上』
『ひきだしにテラリウム』
この3冊の短編集を読んで、私はすっかり九井ワールドに魅了されてしまいました。
収録されている漫画は、ファンタジーやSFを題材にしているのですが、漫画内の世界を現実世界と照らし合わせて、その世界の現実を描写する。というテーマで描かれていました。例えば、
・竜学部のある大学の話
・ケンタウロスと人間が共存している社会の話
・宇宙へ出張する話
などなど、どの短編集もクスりと笑えたり、何か考えさせられてしまったり。そういった短編集でした。
『ダンジョン飯』は、これらの短編集と非常に似た造りをしていると私は感じました。
作中のキャラクターはちゃんとお腹がすきますし、魔法はあまり万能ではありません。
リアリズムという言葉が正しいのかわかりませんが、現実的にファンタジー世界が描写されているのです。
私はこの世界観に魅力を感じるのでしょう。
ダンジョン飯 副読本
ダンジョン飯10巻発売と同時に、副読本である『ダンジョン飯 冒険者バイブル』という本が発売されました。
作中では明かされていない、キャラクターの設定や、世界観の解説などが載った本でした。
『ダンジョン飯』は世界観の設定が非常に作り込まれており、本編でも端々から作り込まれた世界観を感じ取る事ができます。
設定集として本が1冊出せるほど、しっかりと世界が創り上げられているおかげなのでしょう、物語に深さというか、厚みが感じられます。
本編と併せて読むと、ダンジョン飯の世界観にどっぷりと浸れる、ファンにはたまらないアイテムです。ダンジョン飯が完結した際には、是非とも第2弾を発売して欲しい所です。
おわりに
巻数も二桁に突入し、物語も中々面白い状況になってきました。
クライマックスではあると思うのですが、まだ終わりそうにありません。
少なくとも単行本があと1、2冊は出るのではないでしょうか?
私は単行本派なので、続きが読めるのは恐らく半年後になると思いますが、楽しみに待とうと思います。
単行本を読み返したくなってきたので、今日はここまでにしようと思います。
ボードゲーム 遊んでみたいリスト
ボードゲームに熱中し始めてから、数ヶ月たちまして、かなりの勢いで遊んだことのあるボードゲームが増えています。
直近だと、『エバーデイル』を初めて遊びました。想像以上の面白さでした。
一方で、「遊んでみたいけど、まだ遊べていない」なんてボードゲームも増えています。
ボードゲーム売り場で棚を眺めていると、毎回気になる物が見つかってしまいます。困ったものですね。
一度、備忘録代わりに遊んでみたいボードゲームを少しリストアップしてみようと思います。
サイズ 大鎌戦役
アートワークに一目惚れしているゲームです。ゲームシステムは陣取りとワーカープレイスメントが混ざった感じらしいです。
以前ゲームマーケットへ行った際に買おうか本気で悩んだんですが、
「買ったはいいものの、もしプレイできなかったらどうしよう」という思いと、値段により断念しました。
カタン 宇宙開拓者版
ついに宇宙を開拓できるということで、SF好きにはたまらないテーマでした。宇宙船の建造や強化、異星人との交易など、通常のカタンとは違う要素があるらしいです。
こちらはプレイ時間が非常に長いという噂のため、中々機会を得られずにいたタイトルです。
因みにカタンの拡張は『カタンの漁師たち』しかやった事がありません。宇宙カタンに限らず、カタンの拡張を一通り遊んでみたくはあります。
ボルカルス
「怪獣災害戦略ボードゲーム」というテーマのゲームらしく、街を壊す怪獣(1人)対街を守る人間チーム(2〜3人)に別れて対戦をするようです。
非対称の対戦ボードゲームはまだ遊んだ事が無いのと、映画『シン・ゴジラ』っぽい設定に惹かれました。『シン・ゴジラ』好きとしては是非遊んでみたいですね。
こちらは「非対称の対戦は人を選びそうだな…」と考えてしまい、遊べずにいたタイトルです。
最後に
今回挙げた3つ以外にもまだまだありそうですが、ひとまずこの中のどれかを遊ぶ事を目標に、生きてみようかと思います。
正体隠匿系陣取り ウォー・オブ・ウィスパーズ
先日いつものボドゲカフェにて、『ウォー・オブ・ウィスパーズ』なるゲームをプレイしてきました。
中々ワクワクするゲームでしたので、少々感想をば……
世界観
世界は5つの大国に別れ、互いにしのぎを削りあっている状態です。
青色の熊がシンボルの国
赤色の鷲がシンボルの国
緑色の象がシンボルの国
黄色の獅子がシンボルの国
茶色の馬がシンボルの国
プレイヤーはこの5つの国を影から操る秘密結社となり、自分の支持する国が勢力を拡げられるように頑張る というゲームです。
感想
プレイヤーは好きな国の兵隊(盤面ではキューブ)を動かしたり、兵隊を増やしたりしながら、自分の支持する国が広い領土を築けるようにしていきます。
誰がどの国を支持しているかはわからないようになっており、プレイヤー同士で利害が一致することもあれば、その逆もありました。
他のプレイヤーを出し抜きながら、各国の勢力をコントロールできると、勝利へ近づく。という感じでした。
陣取りをしながら、自分の支持する国を悟られないようにする必要があるため、正体隠匿系や、盤面の流れを読むのが上手い人は強いだろうなと感じました。
是非プレイしてみて下さい。見た目より軽いゲームですよ!